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【詳細レビュー】ナイキ ペガサス40 |アッパー素材、フィット感のアップデート|500km実際に履いてみた使用感

著者プロフィール
Mo Harunah(モー ハルナ)
PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021)
Half 1:27:00(2018.11)
2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。
発売から40代目となる記念すべきモデル

ナイキ ペガサス40(Pegasus40) は、1983年初代発売以来ロングセラーを続け、今回40代目のモデルとして2023年4月に発売されました。ナイキランニングカテゴリーの中核モデルとして君臨し続けた歴代ペガサス同様、高機能ながらコスパの高いシューズに仕上がっています。

ペガサス40 とは

ナイキは1983年に全てのランナーのためのシューズとして、ペガサスを発売しました。(名前の元になった、馬の半身に鳥の翼を持つ神話上の動物のように)エアをソールの半分に使い、動き、速さと空を飛ぶ魅力をデザインに表現しました。

NIKE NEWSより
1983年 メンズ エア ペガサス
NIKE NEWSより

現在、ペガサスシリーズはデイリートレーナー向けのシューズとして位置づけです。初心者からエリートランナーまで、ターゲットは幅広く、自分もジョグを中心にスローペース(6分/km)からハイペース(4分/km)まで、ほとんどこれ1足で対応しています。

派生モデルとしては、ペガサスターボやペガサストレイルなどがあり、多岐にわたって展開されています。初代発売から40年もの長い期間、途中で一時休止期間もありつつ、このモデルが続いているのは他には例がありませんね。

ペガサス40 の特長

Nike Reactテクノロジーを使用した耐久性抜群の軽量フォームを搭載
2つのZoom Airユニット (前足部とヒールに1つずつ) を組み合わせた弾むような履き心地
単層メッシュと改良された中足部ストラップでぴったり心地よいフィット感を実現。

ミッドソールに軽量で耐久性のあるReactテクノロジーとズームエアを搭載し、快適なクッショニングとストライドのエネルギーリターンがある反発性は健在です。前述のとおりスローペース(6分/km)からハイペース(4分/km)まで、幅広い使用用途に対応出来るポテンシャルを持っています。


では実際にどこがどれくらい変わったのか?履いてみてサイズ感など違いはあるのか?をレビューしたいと思います。

ペガサス39から変わったところ

ペガサスは毎年モデルチェンジをしてます。そのなかでも2年に一度ソールとアッパーが完全に新しくなるアップグレードが行われた前作39に対し、今回はアッパーのみアップグレードされるマイナーチェンジです。

足が蒸れにくいアッパーメッシュ

アッパーのメッシュ素材は継承。

画像を比較すると、ペガサス40 もペガサス39 同様、メッシュの目が大きく太陽光を透過しています。つまり、メッシュの隙間が大きいため、通気性に優れ、夏場のランニングでも足が蒸れにくいです。

ペガサス40 太陽光を透過させるメッシュ
前作39 太陽光を透過させるメッシュ

フィット感のあるシュータン

シュータンについて、今回の ペガサス40 は、前作39 よりも厚めのクッションが入っており、足の甲全体を包み込むようなフィット感が特徴です。そのため、シューレースが短くなったように感じられるかもしれません。

左 ペガサス40 右 前作39 タンの厚みは若干増している
左 前作39 右 ペガサス40 ウェビングベルトが追加された

かかとを包み込むヒールカウンター

ヒールカウンターについては、クッションのボリュームは 前作39 と同様であり、かかと周りが包み込まれるようなフィット感も継承されています。
ただ、スルッと挿入しやすい形状は若干ひっかかるようになってしまったのは残念です。

左 前作39 右 ペガサス40

中足部のバンド

よりフィット感を向上させるため、内側から土踏まずを優しく包み込み、外から締め付けられるような感覚を減らす構造でさらに固定感を高めています。

ひもを通しやすいシューホールを採用
土踏まずを包み込むシューホールと一体型の中足部バンド。

個人的には 前作39 のシューレースが好きでしたが。。

ほどけにくいシューレース(紐)

前作39 から登場した秀逸すぎるシューレースは、2000km走ってもほどけたのはたった2回でした。今回の ペガサス40 でも、同様にこの素敵なシューレースが継承されていて安心感があります。

左 前作39 右 ペガサス40

ソール


39 から採用された柔軟なフレックス(ソールの折れ曲がり)に対応した仕様は、今回のペガサス40 でも変わらず継承されています。

左 前作39 右 ペガサス40 

重量

前作39 より16g重くなり262g
ちなみに、38 と同じ重量でした。

ペガサス39 25.5cm 片足246g
ペガサス40 25.5cm 片足262g
ペガサス38 25.5cm 片足262g
ペガサス37 25.5cm 片足240g

サイズ感

サイズ感については、前作と変わりありませんが、タンが厚くなった分、足の甲に若干の圧迫感を感じる方もいるかもしれませんが、紐で調整できるため、心配はなさそう。
エクストラワイドの設定もあるので幅広のかたはそちらを選んでもいいかもしれません。

ペガサス40 足長26.2cm
前作39 足長26.0cm
ペガサス40 内寸幅 10cm
前作39 内寸幅 10.1cm

足長と幅の内寸を測っても、ペガサス39 と ペガサス40 ではほぼ変わりがありませんでした。

その他

箱が新しくなりました。
以前はオレンジ色の箱でしたが、プリントなしで段ボールむき出しでした。

品番シールのみが貼られたシンプルな化粧箱

裏面には両面テープと、なにやらメッセージ文プリントされてます。

これは靴箱です。しかし、それだけではありません。収納、発送や返送が一体になった箱であり、資材の使用量を減らすことができます。それだけでなく、90%がリサイクル資材で作られており、すべてリサイクル可能です。少ない負担で多くをしてくれる靴箱です。

なるほど、環境を考慮した箱ということですね。
こういうところはさすがナイキです。
まぁ、日本人の”もったいない”感覚からすると、しごく当たり前のような気もしますが。。

まとめ

今回のマイナーチェンジは、実際には非常に小規模な変更であり、前モデルとほぼ同じです。 ペガサスとしての特長は引き続き維持されており、依然として素晴らしいシューズですが、変更点はアッパーのみであり、それだけでは今すぐにペガサス40に買い替える理由があまりないという評価です。いまのところ、前作の 前作39 は3〜4割引きで販売されているので、まだ購入するには十分な選択肢だと思います。

もし購入を検討している方であれば、ペガサス40 の価格が下落するまで少し待つか、再び 前作39 を購入して次の ペガサス41 まで待つ方が賢明でしょう。

前モデルのレビューはこちら↓

経過観察

500km

約2ヶ月で500km履きました。
前足部の突起が消えかかってきましたが、アウトソール自体はまだまだ残っています。
紐はまったくほどけることなく、使い始めてから一度も結びなおしていません。優秀過ぎます。

インソールは右母指球付近がこすれてきました。

アッパーも特にヘタリはなく、新品感が残っています。

引続き長期レビュー続けていきます。

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