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【ブランド別】ランニングシューズ クッション特集

厚底ブームが過熱している昨今。
ただ単に厚みが増しただけでしょ、と思いがちですが、実は各メーカーはしのぎを削って、柔軟性、反発性、耐久性のある、いままでにない新しい素材の開発、つまりは企業努力の結晶なのです。
すこしマニアックかもしれませんが、シューフィッターである観点から、各メーカーのクッショニングについて考察していきたいと思います。

著者プロフィール
Mo Harunah(モー ハルナ)
PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021)
Half 1:27:00(2018.11)
2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。

ナイキ 

言わずと知れた世界最大のスポーツ用品メーカー。
創業当初は日本のオニツカ(現アシックス)の販売代理店を行っていたことは有名な話。
スター選手を余すことなく活用したマーケティングプロモーション、優れた製品デザイン、エアーや厚底など斬新なアイデアを具現化する商品開発力。”スポーツ”というジャンルの価値を上げ続けている唯一無二の企業です。
ナイキの主なクッショニングは

ZOOM X フォーム

優れたエネルギーリターンによってスピードを最大限高める、ナイキで最軽量かつ最もソフトで反発性に優れたフォーム。

NIKEより

ナイキの中でもっとも優れたクッショニングをもつZOOM X フォーム。
最上位機種のアルファフライやヴェイパーフライに採用されています。
欠点としては耐久性があげられます。初代ヴェイパーフライは200kmとも言われていました。
現在は改良されているのか、400~500kmとも言われています。

採用されているシューズ

リアクトフォーム

弾むような反発性とソフトなクッション性をあわせもち、ランニングに打ち込む長距離ランナーのニーズにあった耐久性をもちあわせています

NIKEより

このクッションのなんと表現したらいいのか、フワフワ、プルプル、もちもち、、、
とにかく柔らかく、反発がある、とても気持ち良い感触です。
ZOOM Xフォームに比べて耐久性があり、ヘタリが少ないのが特長です。

ズームエア


エアバッグの中に圧力を高めた空気を入れ、伸張させた繊維でエアバッグの形状を保ち、衝撃を吸収してすぐに形状を復元させて素速い動きを促すクッショニングシステム。

NIKEより

誕生から30年近く経つのでしょうか。ナイキのそれまでのエアシステムより薄く、軽く出来るので、インソールの裏側に貼られていたモデルもあったくらいです。
アルファフライから「エアーポッズ」として再注目されています。
フォーム系のクッションとは一線を画す、張りのあるクッショニングが特長です。

アディダス

1920年創業のドイツの老舗メーカー。創業者のダスラー兄弟は兄がプーマ、弟がアディダスに。サッカーを軸に、かつては世界最大のスポーツ用品メーカーであったが、創業家問題等で迷走した時期もあったが見事復活。近年ではクッション性、反発性、耐久性に優れた”ブーストフォーム”の開発により人気を博しています。

アディダス公式より

ブーストフォーム

adidas公式サイトより
BASF 世界初のE-TPUを開発
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ブーストフォームはドイツに本拠を置く世界最大の総合化学メーカー「BASF」社とアディダスの共同開発により生み出されました。
世界初の熱可塑性ポリウレタン樹脂発泡粒子 (E-TPU)「Infinergy™(インフィナジ―)」は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)が持つ特性に発泡体の優れた特性により、快適な履き心地と、ランニング特性の向上に寄与しました。

このテクノロジーが発売されてから、ランニングシューズのクッショニングが、それまでのEVA系クッションからネクストレベルへと引き上げられました。

LIGHTSTRIKE

軽量なミッドソールであるLIGHTSTRIKEが、爆発的なスピードをサポートし地面と足の間に快適さを与える。一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保つ。安定性が高く、着地時の横ブレが少ない。

アシックス

1949年、前身のオニツカを創業。
日本発のグローバルスポーツ用品メーカーで国内売上1位である。
日本人の足型に合うシューズとして、多くのランナーの定番として定着。独自のクッショニング素材、GELテクノロジーは長年多くのランナーに支持されています。近年では高反発素材FLYTEFOAMの開発でライバルを追撃しています。

アシックス公式より

フライトフォーム

「FlyteFoam」は、素材に繊維を添加する独自の技術で、長距離ランニングでも優れたクッション性が持続します。

asics 公式WEBHPより

GEL™ テクノロジー

長距離ランの快適性が向上。形状や搭載位置の自由度が高いため、最適な性能を発揮するように計算して配置が可能。

asics公式HPより

ミズノ

創業は1906年(明治39年)。
アシックスと並ぶ日本発グローバルスポーツ用品メーカー。
ミズノウェーブに代表される独自のテクノロジーを軸にオリジナリティあふれるシューズを世に出し続けています。ミズノ史上最高の高反発素材「MIZUNO ENERZY」を採用したシューズは2020年箱根駅伝での快走を支えたのは記憶に新しいです。

MIZUNO ENERZY

ミズノ史上最高のシューズ用高反発ソール素材。

『MIZUNO ENERZY』は、柔らかさによってためた接地時のエネルギーを、ロスを少なく反発させるミズノ独自の新素材。 「MIZUNO ENERZY CORE(コア)」「MIZUNO ENERZY LITE(ライト)」「MIZUNO ENERZY」の3 タイプで構成され、最上位タイプの「MIZUNO ENERZY CORE」は、従来のソール素材※1と比較し反発性が約56%、柔らかさが約293%向上しています。
さらに軽量性を加えた【MIZUNO ENERZY lite】がある。

ニューバランス

本拠地は米国ボストン。他メーカーがアジア圏に生産拠点を移す中、米国欧州を中心に生産し続けるこだわりの企業姿勢が根強いファンに支持され続ける。
サイド面に入った印象的な”N”マークが、ファッションアイコンの必須アイテムとして定着。弾む乗り心地が特長のFuelCell(フューエルセル)や現代の名工シューズ職人三村仁司氏との共同開発により生まれた「HANZO」シリーズが、あらゆるレベルのランナーに支持されています。

FuelCell(フューエルセル)

予想を超越したソフトな足裏感覚。そしてかつて経験のない反発弾性を実現したFuelCell 素材。

各メーカーさんの努力によって、ランニングライフが楽しくなると言っても過言ではないです。
是非、走りたくなるような新素材に期待です!

目的別に使い分けるランニングシューズの選び方はこちら

それでは!

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