西高東低の冬型の気圧配置が強まり、寒さが一段と厳しくなってきましたね。
そんな中でランニングするときはしっかり防寒対策を行いたいところです。
自分も防寒対策ではグローブ、アームウォーマー、タイツ、ネックウォーマー、ニットキャップ等を使用しますが
ソックスに関しては特になにもしていませんでした。
冬場のランニングでは、平日はいまだにユニクロのレギュラーソックスを履き、休日しっかり走る時は自転車用に購入した、くるぶし丈のソックスを履くくらいで、特にランニング用としては持っていませんでした。
そこで以前にも記事にあげたタビオのレーシングソックスで、メリノウールがあることを思い出し、早速購入して試してみることにしました。
メリノウールを採用しているソックスということで、しっかり保温をしてくれることを期待しておりました。
タビオの記事はこちら
著者プロフィール Mo Harunah(モー ハルナ) PB:Full 2:57:17 (2020.1) Half 1:27:00(2018.11) 2021年1月には50代サブスリー達成。
特長
吸放湿性、保温性に優れた快適繊維の
Tabio より
メリノウールと消臭機能に優れた
デオセルを使用。
気候変化の大きなトレイルや冬場の
ランニングに最適です。
前述のとおり、メリノウールを採用しているソックスということで、しっかり保温をしてくれることを期待しておりました。
確かにかかとや、足首、足裏は厚みもあり部分的な保温力は高いのですが、足全体では期待したほど暖かくはなかった、というのが率直な意見です。
その要因はココ
指の付け根がメッシュになっています。
足のムレを防ぐために設けられた機能ではありますが、これだと逆に冷気が直接当たってしまい、指先が冷やされてしまいます。
特にアッパーにメッシュ素材を使ったシューズだとこれがモロに出てしまい、走っていても足裏が寒さでジンジンしてしまいます。
たしかに暖かくしすぎると足がムレてしまい、汗冷えやニオイの元になります。
しかし、ウール素材には断熱性があり、さらに消臭、抗菌効果もあります。
ウールについて
ウールは繊維1本1本が縮れているために複雑にからみあい、その中に60%もの空気を含みます。この空気層が外気を遮断し、からだを寒さから守ってくれるのです。
ニッケ 「ウールについて」より
ウールを着ている時に小雨にあっても、雨は水滴となり手でさっと払えば落ちてしまいます。また、汗をかいてもウールならカラダはベトつきません。ウールは水をはじき、水分を吸収するという相反する性質をもつ繊維なのです。これは、繊維の表皮(スケール)がウロコ状のもので覆われており、これが水をはじき、皮質部が湿気(水分)をよく吸収するためです。ウールの吸湿力は、綿の約2倍、アクリルの約7倍、ポリエステルの約40倍近くもあります。
ニッケ 「ウールについて」より
汗冷えやニオイを解決するためにメリノウールを採用しているのであれば、このメッシュ部分は正直要らないんじゃないかなと思います。
結論
足裏のグリップやアーチサポートなど、タビオが本来持っている機能は変わらず安定感があるので普段の練習では良いと思います。
ただフルマラソンのレース時に足先が冷えてしまうのはパフォーマンスに影響があるのではと不安が残ります。
なのでレースには使わず練習用として使おうと思います。耐久性がどうなのか未知数ですが。
ただ、メッシュ部以外は素材の特性で、暖かく通気性もあるので普段履きとしては良いと思います。
真冬のランニング用としては、期待するほど暖かくはないということだけは付け加えておきます。
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