去る2022年3月2日より伊勢丹メンズにて行われた「ULTRA GEAR MARKET in ISETAN」
そこで販売された、人気ポッドキャスト、Replicant fmのkntrが手掛ける ”走る練習”シリーズ最新作、Cult Merino L/S Dry Shirtを運良く購入することが出来たのだ。
著者プロフィール Mo Harunah(モー ハルナ) PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021) Half 1:27:00(2018.11) 2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。
”走る練習” とは?
前述の人気ポッドキャストReplicant fm のサポーターグッズとして販売されている、
”走る練習”シリーズ。
走る練習 Cult Capをはじめ、走る練習 Cult Sleeveless Tee や 飲む練習 Cult Glass
などは、人気がありすぎて秒で完売するアイテムなのです。
私も使わせてもらって、度々SNSでは発信しています。
私自身もエピソード #66–#67、#108–#109に出演させてもらってます。
ディテール
メリノウール
一番の特長は、やはり、メリノウール素材を使ってること。
いまや多くのアウトドアメーカーが採用するほどメジャーな素材。確かに冬に使う保温素材のイメージがありますが、個人的には寒暖差の激しい春秋にもっとも効果を発揮すると思ってます。
その素材が持つ特徴を少し深堀りしてみます。
ウールの特長① 低い熱伝導
ウールは繊維1本1本が縮れているために複雑にからみあい、その中に60%もの空気を含みます。この空気層が外気を遮断し、からだを寒さから守ってくれるのです。
ニッケより
空気はもっとも熱伝導率が低い物質です。
それを縮れた毛の間にため込むことで空気の層をつくり、熱を逃がさない特長があります。
ウールの特長② 吸湿性に優れ、水をはじく
繊維の表皮(スケール)がウロコ状のもので覆われており、これが水をはじき、皮質部が湿気(水分)をよく吸収するためです。
ニッケより
ウールは相反する性質をもつ繊維なので、汗をはじき、湿気を吸収し、肌面をドライに保ちます。
また、水分を多く含むため、静電気も起こりにくいです。
ウールの特長③ 抗菌素材
ウールには人間や動物の皮膚のように、外部からのウィルスに対する免疫機能が備わっています。
細菌の繁殖を抑えたり、臭いを消す効果があるので、汗や生乾きの臭いや加齢臭も気になりません。
ウールの欠点
いいとこずくめのウールにも欠点はあります。
・チクチクする
・低い耐久性
ウール+ポリエステル混紡繊維
そのような欠点を補うために、ウールとポリエステルを混紡させる手法がよく使われます。
肌の弱い人は痒くなったりする場合がありますが、メリノウールはウールの中でも選りすぐられた極細繊維なのでチクチクしにくいです。
また、通常のウールは洗濯機不可の場合が多いですが、混紡繊維は通常の洗濯機も使用可能です。
走る練習 Cult Merino L/S Dry Shirtは、半分ポリエステル素材を使っています。
ポリエステルも吸汗速乾に優れ、耐久性のある素材です。ただ、保温性や抗菌効果はないので、これを混紡することで、ウールと化繊の弱点を補いあい、進化した繊維へと生まれ変わるのです。
袖口
親指をひっかけるゴムベルトが装着されてます。
インナーとして着用するときや、手袋を通すときなど、袖のめくれを気にしなくていいですね。
ちょっとした気遣いがうれしい仕様です。
チェストプリント
ワンポイントにプリントされた”Hashiru Renshuu Cult Member”ロゴ。
ローマ字で書かれた日本語がさりげなく主張しながら、違和感なくコーディネートしやすいです。
メリノといえば、インナーとして使われることが多いですが、こういうプリントがあることで、そのままアウターとして使えるのもうれしいですね。
サイズ
今回は伊勢丹での販売のみということで、身幅袖丈など、各寸法は公開されてなかった?ので、再販のまで待ちたいと思います。
参考までに自分が着用した画像を貼っておきます。
171cm 56kg Sサイズ着用
Mサイズと迷いましたが、やせ型の私に、Sサイズはちょうどよかったです。
丈は長めですが、タイツにピッタリのいわゆる”チン丈”サイズ。
着心地
未洗濯ではさすがに若干チクチク感ありましたが、一度洗濯すればそれも無くなります。
汗をかいてもサラサラ感をキープしてくれます。
生地自体が極薄なので、通常のメリノよりも速乾性が高いなと思いました。
まとめ
個人的な感想ですが、登山や雪山など、極寒での保温性というよりも、その速乾性の良さから、いい意味でタウンユースからアクティブなトレランに向いているなと思いました。
メリノウールの基本的なメリットはしっかり持ちつつ、遊び心を”ミニマム”に詰め込んでいる。それがとても良いバランスで表現されているのがこの”走る練習”シリーズの世界観ではないでしょうか。
これからもどんなサポーターズアイテムが出てくるのか、目が離せません!
コメント