東京マラソンでの相棒、「走る練習」カルトハーフタイツが、さらに進化して帰ってきた。
その最新作――Ver.3を、さっそく手に入れて試してみました。
人気ポッドキャスト Replicant fmのkntrが手がける「走る練習」シリーズの最新作、
走る練習 Cult Half Tights Ver.3 の登場です。

著者プロフィール
Mo Harunah(モー ハルナ)
PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021)
Half 1:27:00(2018.11)
2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。
走る練習とは?
前述の人気ポッドキャストReplicant fm のサポーターグッズとして販売されている、
”走る練習”シリーズ。
走る練習 Cult Capをはじめ、走る練習 Cult Sleeveless Tee や 飲む練習 Cult Glass
などは、人気がありすぎて秒で完売するアイテムなのです。
私も使わせてもらって、度々SNSでは発信しています。



私自身もエピソード #66–#67、#108–#109に出演させてもらってます。
特長
まさに“履くトレランザック”
今回のVer.3は、まさに“履くトレランザック”と呼びたくなるほど、ポケット類が大幅に強化されています。
前作では、太もも部分のポケットと背面のジップポケットのみというシンプルな構成でしたが、今作では腰回り、サイド、そして背面にメッシュポケットが追加され、収納力が格段にアップ。
走る際の利便性を追求した、実用的な仕様変更が随所に見られます。
実際、東京マラソンで前作を使用した際には、ジェルやスマホを持ち運ぶために別途腰ベルトを巻いて出場しました。
しかしこのVer.3なら、追加装備なしでも必要なものをすべて収納できる。まさに“これ1枚で完結”するタイツです。

メッシュポケット
機能性とデザインの両立
このタイツで最も注目すべきポイントのひとつが、両太ももに配置されたメッシュ素材のポケットです。
この仕様は前作から引き継がれており、「走る練習」シリーズのアイコン的なディテールとも言える存在。ランニング用タイツで太ももにポケットがあるのは、実はかなり珍しく、それだけでも目を引きます。
しかもこのポケット、見た目だけの飾りではありません。ジェルやスマートフォン、小さめのソフトフラスクなどがしっかり収まる、絶妙なサイズ感とフィット感。走っている最中も揺れにくく、取り出しやすさも上々です。
さらに、メッシュ素材ならではの通気性の良さも魅力のひとつ。汗をかいても蒸れにくく、長時間のランでも快適さをキープしてくれます。
透け感について気になる方も多いと思いますが、実際の見た目はこんな感じです:


試しに、水を入れたソフトフラスク(250mlと150ml)をそれぞれ太もものメッシュポケットに入れてみました。
どちらもすっぽりと収まり、伸縮性のあるメッシュがしっかりと身体に密着してくれるので、走っていても揺れはほとんど気になりません。
実際、フルマラソンではこの2本のソフトフラスクを携帯して走りましたが、ポケットの安定感と取り出しやすさに助けられました。
これなら、ジェルやスマホに加えて水分補給までこのタイツ1枚でまかなえる。レースにも十分対応できる仕様だと感じました。


驚きの使いやすさ まるでホルスター
そして何より驚いたのが、まるでホルスターのようなスムースな出し入れ。
レースペースで走りながら何度か試してみましたが、太ももに指を添えて下方向へ滑らせるだけで、自然とポケットにアクセスできる。
「入口どこだっけ?」と迷うことがなく、動作が非常にスムーズです。
ソフトフラスクの収納も驚くほど簡単。先端をポケットに差し込むだけで、あとは着地の振動で「スポッ」と自動的に収まってくれる。
しかも、これらすべてが片手で完結するのが大きなポイント。
通常のポケットの場合、片手でポケットを開きながら、もう片方の手でアイテムを押し込む必要があり、両手がふさがってしまいます。
その結果、補給のたびにペースが落ちたり、寒さや疲労で手がかじかんでいるときは出し入れに手間取り、集中力が途切れることも。
だからこそ、片手でスムースに補給できるという動作の差は、レース中の大きなアドバンテージになります。
ちなみに、他にもいろいろ試してみました。
500mlのペットボトルやサイクル用ドリンクボトルも入れることは可能ですが、重さが気になるのでおすすめはしません(笑)。
アミノバイタルのような軽量ジェル系は、問題なく使えそうです。



背面ポケット
安定感と収納力のバランス
背面ポケットのサイズ感は、iPhone 13 miniが余裕で入る収納力。最新のスマートフォンはもちろん、250ml程度のソフトフラスクを入れるのにもぴったりなサイズです。
中央部分には、上部だけを仕切るように縫製された構造が採用されており、これが揺れの軽減にしっかり貢献してくれます。走っている最中でも中身が暴れにくく、安定感があるのは大きな安心材料。
さらに、この仕切り部分はロック縫いでしっかりと補強されており、ほつれにも強そうな印象。長期やくり返しの使用にも耐えてくれそうです。


真ん中は上だけ仕切り縫いしてあるので揺れの減少にも貢献しています。

サイドポケット
揺れにくさと実用性のバランス
サイドポケットも、iPhone 13 miniがすっぽり入るほどの十分な容量を確保しています。スマートフォンが収まるサイズ感というだけで、日常使いからレースまで幅広く対応できる安心感があります。
個人的には、このサイドポケットが最も揺れにくく安定感があると感じており、比較的重量のあるアイテムを入れることもあります。ただし、腰骨に近い位置にあるため、硬いものを入れると少し当たりが気になることも。
そのため、柔らかいジェルや補給食などを入れるのがちょうどよく、実際のレースでも重宝しています。
また、普段使いでは鍵やICカード、イヤホンケースなどの小物を入れるのにもぴったり。

ラッセルテープ(滑り止め)
快適さと安定感の両立
裾のズレを防ぐために、今作にはラッセルテープによる滑り止め加工が施されています。
このラッセルテープは幅が広く、締め付け感が少ないのが特長で、長時間の着用でもストレスを感じにくい設計。脱いだあとも肌に跡が残りにくく、見た目にも優しい仕上がりです。
さらに、汗に強く、肌あたりもソフトなので、敏感肌の方でも安心して使えるのではないでしょうか。
一般的なゴムテープの場合、幅が狭くて部分的に強く締め付けられるため、脱いだときに赤い跡が残ったり、肌に合わずかゆみや炎症を起こすこともあります。
その点、このラッセルテープは肌への負担が少なく、細部にまで配慮が行き届いていると感じました。
また、メッシュポケットにソフトフラスクを入れて走った際にも、このラッセルテープがしっかりと肌に密着してくれるおかげで、揺れの軽減にも一役買っていると実感。快適性と機能性を両立させた、見逃せないディテールです。

ウエスト紐
要望が形になった安心感
前回のモデルでは「紐が欲しい」と感じていたのですが、今回はその要望がしっかり反映され、ウエスト紐が標準装備されていました。
ポケットすべてに荷物を入れると、どうしても重量がかさむため、ウエストのフィット感を調整できる紐はやはり必要不可欠。
今回の紐は伸縮性があり、肌あたりも優しい素材。締め付けすぎず、快適なフィット感を保ってくれます。
やや短めではありますが、実用面では問題なく、走行中にほどけたり緩んだりすることもありませんでした。

サイズ感
身長 170cm
体重 55kg
前


後ろ


見た感じそれほど変わりないですが、
LはMに比べて丈が若干長いのと、全体的な締め付け感がゆるくなります。
少し余裕のあるLサイズにしようと思ったけど、ポケットにソフトフラスクを入れて走ったらタイツが下がってきたのでMサイズにしました。
Mであれば締め付け感もぴったりでポケットから下がってくることはないです。





素材
機能性と快適性の黄金バランス
このタイツの素材構成は、ポリエステル88% × スパンデックス12%。
この組み合わせが、走るための快適さと機能性を高いレベルで両立させています。
ポリエステルは、吸水速乾性に優れた素材。汗をかいてもすぐに乾いてくれるので、長時間のランでも不快感が少なく、肌トラブルの予防にもつながります。
一方、スパンデックスは高い伸縮性を持ち、身体の動きにしなやかに追従してくれるため、フィット感と動きやすさを両立。
この2つの素材をバランスよく混紡することで、走るための理想的なタイツが生まれるわけです。
軽さ・速乾性・伸縮性の三拍子が揃っているので、日々の練習からレース本番まで、幅広く活躍してくれます。

素材の伸縮性はこんな感じです。



まとめ
迷ってる暇はないかも
ここまで書いておいてなんですが――
今回も、迷っていると買えません。
「走る練習」カルトハーフタイツ Ver.3、今回も間違いない仕上がりです。
発売開始からわずか1分が勝負になる可能性もあるので、気になっている方は早めのチェックをおすすめします。
この仕様で¥7,800は、正直かなりお買い得。
サイズ展開も S / M / L / XL / 2XL の5サイズと幅広く、体型に合わせて選びやすいのも嬉しいポイントです。
最新情報や販売タイミングは、下記リンクからチェックしてみてください:
👉 https://replicantfm.shop/
👉https://replicantfm.shop/items/60231f85318625723d3a33e2
👉https://www.instagram.com/hashirurenshuu
それでは!






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