ランナー着用率ナンバー1のソックスと言ってもいいほど人気のTabio(タビオ)
私も使い始めて2~3年ほど経ちますが、確かに普通のユニクロのソックスに比べて、ランニングに適して走りやすく、機能的にも優れていると思います。
ただ、決して100%満足というわけではありません。
実際、私がサブスリーを達成したレースの時は履いていませんでした。
タビオは確かにいいソックスです。
ただ、使い方を間違えると、せっかくの機能性が逆効果となってしまいます。
その理由も踏まえ、良い点、気を付けるべき点を書いてみました。
著者プロフィール Mo Harunah(モー ハルナ) PB:Full 2:57:17 (2020.1) Half 1:27:00(2018.11) 2021年1月には50代サブスリー達成。
良い点
5本指
指同士が接しないので蒸れにくい。
ということは指の皮膚が柔らかくなりにくく、
つまり靴ズレしにくいです。
メッシュ編み
ただ単にメッシュで編んでるのではなく、部分的に編み方を変えてメッシュにしているのが特長です。足裏のような力のかかる部分は厚手に編み、足の甲はメッシュに編んでいます。なので走っていると足の甲から空気が入っていくのが感じ取れます。特に気温の高い日は抜群な通気性で快適に走ることが出来ます。

アーチサポート
足の甲から土踏まずにかけて、ゴムバンドみたいな編み方になっていて、締め付け感を強くしているので、ソックス全体の密着感が高いです。それゆえ、ソックス内で足が動いてしまうことがなくなり、肌と生地のこすれも減り、靴ずれしにくくなっています。

滑り止め加工
足裏面にはシリコングリップがプリントされているので、シューズ内でのズレを防止しています。

気を付ける点
アーチサポート
もちろん足型にもよるでしょうが、アーチサポートがややキツ過ぎます。
私の場合、血流がさえぎられる感覚があり、夏場は気温が高いからいいのですが、特に寒い冬は足先が冷える感覚になります。
メッシュ
通気性の良さが仇となり、冬場のランニングでは逆に寒過ぎます。
最近のシューズはメッシュ素材を使っているので、冷気が足先に直撃してしまい、走っていてもなかなか温まってくれません。また、マラソンレース終盤のようにの疲労している時も体温の低下とともに足先が冷えてきてしまい、パフォーマンスが低下してしまう時があります。
私が使ったTabio
いままで使ったのはレーシング5本指とレーシングPRO5本指です。
メーカーの位置づけは下記のとおりです。

レーシングラン5本指
メーカーの位置づけとして、レーシングラン5本指は初級者ということですが、
ウルトラやトレイルまで使えるオールマイティさは魅力です。
前述したアーチサポートもそれほどキツくないのですごく履きやすいです。
ただ300kmくらいで足裏がすり減ってきます。
そういう意味で、距離を踏む人が練習に使うには、向いていないのかなと思います。

レーシングランPRO5本指
レーシングランPROは上級者との位置づけです。これは前述したアーチサポートも
ガチガチで全体的にもかなり締め付け感が強いです。
ただ耐久性はレーシングランよりあると思います。
もう300km以上走ってますがまだまだ擦れてません。

レーシングランとレーシングランPRO
この2つの差は、編み方だけでなく、素材にも注目したいです。
レーシングラン
→綿46% ポリエステル34% 再生繊維(デオセル)12% ナイロン7% ポリウレタン1%
レーシングランPRO
→ナイロン40% ポリエステル28% 綿18% 再生繊維(デオセル)8% ポリウレタン6%
ナイロンと綿の混率が大きく違います。
一般的にナイロンの方が強度が高いので、前述した耐久性や締め付け感の差に違いがあるのではないでしょうか。
距離踏むのならレーシングランPRO、履きやすさならレーシングランというところでしょうか。
どちらにしても、200円の差なので両方買って試してみるのもありかもしれません。
冬のランニングには
2020/12/5追記
レーシングランとレーシングランPROは冬のランニングには向いていないでしょう。
前述のとおり、
①通気性が良すぎる
②アーチサポートの締め付けで血流が止まりそう
しかし、そこはさすが、タビオさん
ちゃんと冬用を用意していますね!
タビオ レーシングラン 五本指 メリノウール
これは温かそう。
試しに買ってみようと思います!
それでは!
コメント
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