昨今、通気性のあるマスクが発売されてきてはいますが、やはり着用して走るのは苦しいし、夏場は汗でベタベタになるから嫌ですよね。
かといって、ノーマスクで走っていると、すれ違う人に白い目で見られるのも気持ちいいものではありません。
山中教授が提唱する”ランニングエチケット”がコトの発端でした。
Bert Blocken教授 と Fabio Malizia教授とAnsys社によるシミュレーションを引用してました。
走っている、またはサイクリングしているときに水滴があなたの後ろに6フィート以上広がることがある。このため、誰かと並んで実行する方が実際に背後で実行するよりも安全である可能性があるため、液滴と直接接触することはありません。
https://www.dailymail.co.uk/health/article-8201877/Horrifying-simulation-shows-six-feet-not-jogging-someone.html
確かに普段走っている時も、街ですれ違う人や、ランナーを追い越す時など、その人の香水だったり、汗だったりが匂ってくるぐらいですからね。
ただ、これらは、あくまで空力による理論であって、ウイルス感染による理論ではないようです。たしかにBert Blocken教授 と Fabio Malizia教授は空力の専門家のようです。
感染学の専門家である富山大学名誉教授の白木公康氏(アビガンの開発者)によると、
飛沫感染は2m離れると感染しないとされている。オープンエアでは,2mまで到達する前に,種々の大きさのaerosol(エアロゾル,微小な空気中で浮遊できる粒子)は乾燥する。60~100μmの大きな粒子でさえ,乾燥して飛沫核になり,インフルエンザウイルスを含む多くのウイルスは乾燥して感染性を失う3)。したがって,コロナウイルスはインフルエンザ同様,エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
2mのソーシャルディスタンスを保っていれば湿気のある密室を除き、感染のリスクは無いとしている。
なので、マスクは不要!
と言いたいところですが、今まで通りランニングエチケットは守ったほうがよさそうですね。
ここまで詳しい人もそうそういないでしょうし、もし街中で注意されたりしてもこれを説明するほど暇ではありませんので。
・2mのソーシャルディスタンスを守る
・人混みの無い場所ではノーマスク
・駅前や人通りの多い道ではマスクを着用
以上を守っていれば問題ないんじゃないでしょうか。
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