ヴェイパーフライ ネクスト%とは
世界チャンピオンのランナーからインスピーレーション
モー・ファラーや大迫傑らエリートランナーのインサイトから着想を得て、ナイキのデザイナーはヴェイパーフライシステムをアウトソールからアッパーまですべてアップデートし、これまでにないナイキ史上最速のレーシングシューズを生み出した。
言わずもがな、数々の輝かしい戦歴を残している「名作」レーシングシューズ、ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
新たな目標や記録を目指すためにつくられたレーシングシューズで、スピードを進化させ続けよう。 アッパーを改良し、快適性と通気性をアップ。 10キロランでもフルマラソンでも、従来のモデル同様に反発性、クッション性、しっかりとしたサポート性を発揮し、自己記録への挑戦を後押しします。
NIKEより
ナイキ公式でも記されているように、従来の性能を維持しつつ、アッパーの改良が施され更に進化したレーシングシューズに生まれ変わっています。
あくまで個人的な感想として
・圧倒的な前への推進力
・フライニットと比較して、しっかり感のあるアッパー
・地面の反発をもらえるミッドソール
・左右ブレが少ない安定感
などがあげられます。
その詳細を深掘りしてみましょう。
主な特長
・ミッドソールにNike ZoomXフォーム+フルレングスカーボンファイバープレート
Nike Running史上最も高いエネルギーリターン率が高いZoomXフォームに優れた反発力を提供するカーボンプレートを加えることで、クッション性と安定性、反発力という相反する要素をうまく融合することが可能となりました。
このクッション性とカーボンプレートは、圧倒的な前への推進力を生みだす「厚底カーボンシューズ」の先駆者として君臨し、いまもエリートランナーから高い支持を集めています。
・抜群の通気性と柔らかい履き心地
アッパーを改良しエンジニアードメッシュを採用。 前作のヴェイパーウィーブより、柔らかく通気性にすぐれた快適な履き心地のシューズになりました。
ただ前作より柔らかくなったとはいえ、フライニットよりはしっかり感があり、全体的な安定感に寄与しています。
サイズ感
ナイキの他アイテムと同等のサイジングだと思います。
私の場合通常サイズ25.5でピッタリでした。
重量
- 重量は25.5cmで177.5g
これだけクッショニングがあっても200g切る重さは超軽量の部類に入るのでは。
オフセット
オフセット:8mm(前足30mm、ヒール38mm)
走ってみて
全体的な印象
とても安定感のあるシューズだなと思いました。
反発があるシューズは、不安定になりがちですが、自分の持っているテンポネクストと比べると反発力は確かに劣りますが、安定感は全然違います。
ミッドソールに注目されがちですが、アッパーのエンジニアードメッシュも安定感にかなり貢献していると思いました。
ZOOM Xフォーム+カーボンプレート
テンポネクストのエアポッドやペガサスのZOOMエアみたいに、「あからさまなフワフワ感」はないです。その理由としてZOOM Xフォームの硬めと柔らかめを使い分けているからだと思いました。前述の展開図で、カーボンプレートを境に、上側はフワフワZOOM X、下側はしっかりZOOM Xにすることで「ある程度」フワフワさせながら、「しっかり」反発させようとする意図がわかります。
アッパー
通気性はフライニットと同等。それでありながら、ソールとのつなぎ目あたりが伸縮しないよう補強されており、それが横ブレさせないしっかり感をだしています。
アウトソール
これを履いて一番感心した点です。
ヒトは走る時、人体構造上、小指側から着地し、親指側で離地する のですが
ヴェイパーフライのソールはまったいらではなく、その動きに沿って微妙に変形しているのです。
一番の特長は、つま先親指の真下あたりが凹んでいます。
これがあるが故に、着地した足裏が自然と母指球⇒親指へと誘導され、効率の良い蹴りだし(足抜き)を生み出させることが出来るのです。
つまり、効率の良い着地~離地をオートで行ってくれるという優れものなのです。
ヴェイパーの初期型などは母指球からつま先側に極端な傾斜を作ることで、前への推進力を生みだしていましたが、このモデルはそれをさらに進化させているものになります。
自分は左右の着地に偏りがあるのですが、これを履くとそれが自然と矯正されるのです。
こんなシューズは初めてです。
厚底+カーボンばかり注目されがちですが、こういう地味ではあるけどしっかりとモノづくりされている点も見過ごせませんね。
30kペースラン
早速週末に30kを走ってきました。
コンディションが悪く、パフォーマンス自体はあまり良くなかったですが、それを差し引いても圧倒的な推進力は走ってて気持ちが良かったです。
走った感想はこちら⇓
まとめ
近年の厚底ブームを作った「名作」ヴェイパーフライネクスト%
厚底+カーボンプレート
確かにパフォーマンスを上げる主たる要素であるには変わりないですが
それ以外にも、「このシューズが選ばれる良さ」があることがわかりました。
このモデルが発売されて既に月日が経っています。
次期モデルがいまから楽しみでなりません。
それが我慢できない人は、一度これで試してみたはいかがでしょうか。
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