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[ 実走レビュー ] ナイキ ペガサス39 |サイズ感、重量、2,000km走行耐久性、寿命を紹介

著者プロフィール
Mo Harunah(モー ハルナ)
PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021)
Half 1:27:00(2018.11)
2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。
発売から39代目となるナイキの定番モデル

ナイキ エアズーム ペガサスの39代目モデル が大幅モデルチェンジし、2022年4月29日に発売されました。
ペガサスはナイキのランニングシューズでは中核モデルとして40年近く君臨しているモデルです。
注目すべきは、やはりミッドソールのクッショニングでしょう。
前作のペガサス38は反発性と耐久性のあるリアクトフォームに加え、前足部に2倍になったエアバッグを搭載していましたが、今回ペガサス39は、かかとにもエアバッグが搭載されています。
アッパーにはメッシュ素材、シューレースも改良されています。

早速履いてみた感想は、クッションのフワフワ感は減っていて、ダイレクト感が増して足裏感覚が感じられるな。といったところでしょうか。

具体的にどこがどう変わったのか深掘りしてみたいと思います。

ペガサスとは

ナイキは1983年に全てのランナーのためのシューズとして、ペガサスを発売しました。(名前の元になった、馬の半身に鳥の翼を持つ神話上の動物のように)エアをソールの半分に使い、動き、速さと空を飛ぶ魅力をデザインに表現しました。

NIKE NEWSより
1983年 メンズ エア ペガサス
NIKE NEWSより

現在、ペガサスシリーズはデイリートレーナー向けのシューズとして位置づけです。私もジョグを中心にスローペース(6分/km)からハイペース(4分/km)まで、ほとんどこれ1足で対応しています。

派生モデルとしては、ペガサスターボやペガサストレイルなどがあり、多岐にわたって展開されています。初代はなんと1983年に発売されました。それから39年もの長い期間、途中で一時休止期間もありつつ、このモデルが続いているのは他には例がありませんね。

ペガサス39 の特長

・Nike Reactテクノロジーを使用した耐久性抜群の軽量フォームを搭載
・2つのZoom Airユニット (前足部とヒールに1つずつ) を組み合わせた弾むような履き心地
・アッパーに通気性の高いメッシュと中足部のFLYWIREでぴったり心地よいフィット感を実現。

ミッドソールに軽量で耐久性のあるReactテクノロジーを採用し、快適なクッショニングとストライドのエネルギーリターンがある反発性は健在です。

ペガサス38と変わったところ

かかとにエアユニット追加

前作38は前足部のみエアユニットを搭載したフォアフットを推奨した仕様でしたが、今作39から、より広いターゲット層にマッチするよう、エアユニットがかかとにも追加され、ヒールストライクのランナーにもメリットを持たせました。
前作38は10mm厚のエアユニットが前足部のみに配置されていましたが、今作39は8mm厚のエアユニットが前足部とかかとに配置されてます。

過去モデルの変遷を見ると
35、36 フルレングスズームエア
37、38 つま先のみ10mm厚のズームエア
39   8mm厚の前後セパレートズームエア

実際走ってみると、確かに38のような前足部がフワフワする感触は減ってます。

8mm厚の前後セパレートズームエア

アッパー

メッシュ

アッパーのメッシュ素材は継承。

画像で比較すると、ペガサス39のほうがメッシュの目が大きく太陽光を多く透過しています。
つまり、メッシュの隙間が大きいので、ペガサス38より通気性が良いと思います。

39 光を透過させるメッシュ
38 光は透過しない細かいメッシュ

シュータン

ペガサス38同様クッションが入った厚みある仕様。きつく縛っても足の甲を優しく守ってくれそうです。

左39 右38 タンの厚みは同じくらい
左38 右39 ウェビングベルトは無くなった

ヒールカウンター

クッションのボリュームはペガサス38と同じくらいでかかとまわりが包み込まれるようなフィット感は継承。

左38 右39


スルッと挿入しやすい37(奥)の形状と、ボリューミーなクッションの38(真中)
両方の良いところを掛け合わせたような仕様。

奥から37 38 39

フライワイヤー

よりフィット感を向上させるため、レーシングにFLYWIREを採用。
紐に引っ掛けられたフライワイヤーが足の甲まわりを包み込むように締まってくれます。

細かいことですが、シューホールの穴の大きさが、紐の幅と丁度同じくらいなので、適度な摩擦が生まれ、紐を引っ張って手を放しても緩みにくいので、部分的に締め分けしたいときにはとても便利だなと思いました。

シューレース(紐)

シューレース(紐)の素材も変更しています。
少しザラザラした感触でほどけにくいです。

左39 右38

ソール


アウトソールのパターンは若干変更されています。
ヒールの尖ったデザインは変更されてます。

ペガサス38と比較すると真ん中の溝が1本追加されてます。
これがあることで、より柔軟なフレックス(ソールの折れ曲がり)に対応した仕様となってます。
2mm薄くなったエアユニットと相まって、前作よりも自然なフレックスを実現しているのではないでしょうか。

左38 右39 
左38 右39

重量

前作の262gより16g軽くなり246gでした。

ペガサス39 25.5cm 片足246g
ペガサス38 25.5cm 片足262g
ペガサス37 25.5cm 片足240g

サイズ感

サイズ感は前作と変わりないですが、アッパーが張りのあるメッシュ素材なので、若干タイトになった印象でした。

まとめ

今回のフルモデルチェンジで、どんな変わり方をするのかと期待していましたが、いい意味で裏切られました。
いたずらに変化させるのではなく、さらに完成度を上げるため、変わらない部分、変えちゃいけない部分もしっかり残していました。

その反面、上位モデルでも採用されているディテールにもこだわりもあり、保守的な部分と先進的な部分をバランスよくミックスし、これぞデイリートレーナー として君臨するモデルに仕上がっているのではないでしょうか。

前モデルのレビューはこちら↓

経過観察

使用して約1ヵ月の感想

①シューレースが秀逸すぎる

 部分的な締め具合の調整がしやすいです。
 レビューにも書きましたが、毎日のことなので、この良さをとても実感しています!
 つま先の方からギュっと締めていくと、テンションを維持したまま、足首のほうも締められます。
 紐のほどけ難さもすごく改善してて、ほんとに緩まないです!

②ウエットコンディション

 アッパー生地のつま先周辺が形状維持のためにコーティングされてます。
 それが水分の侵入を防いでくれます。
 なので多少のウェットコンディションでも足が濡れることがありません。
 前作は5歩目くらいですぐに濡れてしまってたので、全然違います。

300km現在

ミッドソールにしわが出てきた

300kmでは、まだまだ「新しいシューズ」感が残っています。
アウトソールの前足部がすり減ってきてるくらいです。

500km現在

ミッドソールにシワと汚れが目立つ

右足アウトソール前足部周りのラグパターンが消えかかっています。
減り方の左右差を見るのは面白いです。

アッパーも特にヘタリとかもないです。

1,000km現在

購入から4カ月半。あっという間に1000km到達です。

まだアウトソールは残っています。

前モデルと比べて、38よりは少し減りが早いように見えます。

38 1000km
37 1000km

クッションもへたった感じもないのでまだまだ使いますよ~

2,000km現在

購入から9カ月で2,000km到達。
履いていてなんら違和感はないです。
クッションのヘタリも感じられず、快適な履き心地はキープしています。

ソール減り

アウトソール、すり減ってパターンは消えてますが、かろうじて残ってます。

前モデルと比べて、38と同じくらいな減り方。

38 2,000km
37 1,500km

インソール

色がちがうので比較しにくいですが、それほど違いはないかと思います。

39 2,000km
38 2,000km

そろそろ寿命ですね。
次回作は ”40″ アニバーサリーモデル。
いまから楽しみです!

では!

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