ゴルフはクラブを使い分けてコースを回るように、ランニングも距離、スピードや用途など、目的によって使い分けたいですよね。
目的に合ったシューズを履くことで、今まで以上に楽に走れたり、練習の効率があがったり、モチベーションも上がったりします。
シューズ選びを始める前に、まずは目的ごとに適したシューズがある、ということを把握しておくと、世の中の選びきれないほどのランニングシューズの中から、自分に合ったシューズが見えてくるかもしれません。
曲がりなりにもシューフィッターの資格を持っている私が使い分けについて考えてみました。
シューフィッターとは
著者プロフィール Mo Harunah(モー ハルナ) PB:Full 2:53:59 (2022.3 東京マラソン2021) Half 1:27:00(2018.11) 2021年1月、2022年1月、2年連続50代サブスリー達成。
トレーニング別で使い分ける
サブ3.5やサブスリーを狙うくらいになると練習内容も多様化してきます。
シューズもそれに合わせて長距離用、ポイント練習用、リカバリー用、足裏感覚鍛練用、不整地用
と理想的なラインナップを揃えられたら申し分ないです。
練習の特徴を説明しつつどのようなシューズがあっているのか紹介します。
ロング走用
20km~30kmの距離。
私がここで使っているのは、レース本番用として使っていたナイキズームフライ。
フルのレースに近い距離ということもあるので、しっかり走れる反発と疲労を残さないクッション性、出来れば厚底+プレートがいいでしょう。最近ではナイキ以外でも反発とクッション性をうたって厚底モデルが発売されてるので選択肢が豊富です。
使い古したシューズはクッションなどがへたっていてケガのもとになりかねないのである程度使い込んだら履き替えましょう。
ポイント練習用
200m~1000mインターバルのようにスピードを出す練習では、しっかりと地面を蹴れる反発性がある薄底モデルが良いでしょう。薄底モデルは軽量なものが多いので足をしっかり回すことが出来、足裏の接地感を養うことが出来るというメリットがあります。
リカバリー用
スローペースでのリラックスランには、クッション性重視で疲れにくいシューズが良いでしょう。ナイキではリアクトフォーム、アディダスはブーストフォームのようなクッション性に優れたミッドソールで屈曲の柔らか目なシューズが良いでしょう。ふわふわした接地感が、心地よくいつまででも走れる気持ちにさせてくれるでしょう。
足裏感覚鍛練用
シューズの反発に頼らない、自分の筋力を向上させたい時に有効です。
裸足のような感覚で走れるシューズ、ビブラム5フィンガーに代表されるベアフットシューズやルナサン、ナイキフリー等。
裸足感覚で走ることで人間が本来持っている能力を引き出すことが目的です。
その能力を最大限にしておき、シューズの恩恵をプラスするという考えです。
マラソン日本記録保持者の大迫傑選手もトレーニングに使用して実証済みですね。
速く走れる靴があるのはもちろん良いこと、だけどそんな時こそ自分のベースを上げてくれるシューズを選択する。
大迫傑選手インスタグラムより
不整地用
クロカンやプチトレランの時に1足は欲しいですね。不整地は泥汚れがつくので新品を使うのに抵抗がある!という方は使い古したシューズでも構いません(私です)。ただあまりにボロボロだと足を痛めるし、ソールが減ってツルツルだとグリップせず滑りやすいため危険です。
出来ればソールにしっかり凹凸があるトレラン用を選ぶと良いでしょう。
だいたいここにあげた内容でほぼ網羅出来るかと思います。
シューズ好きの私としては、ここに【観賞用】を入れておきたいところですが今回はやめておきますw
各メーカーのクッショニングを考察した記事はこちら
自分のトレーニングにあったシューズでPB更新しちゃいましょう!
それでは!
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